しかし、実際に子育てをしていると、褒めて伸ばすのが良いとわかっていても つい叱ってしまう。
という保護者は多いようですが、
無理して褒めて伸ばそうと考えることはないと思います。
多くの小学生に接していると、子どものタイプは千差万別で、
「聞き分けの良い子」と「聞き分けの悪い子」がいることに気づかされます。
もともと聞き分けの良い子であれば、親はめったに叱る機会はなく、親が意識的に褒めなくても自然に褒める機会が多くなるから本人が勝手に自身をつけてさらに伸びます。
親としては理想の形ですね。
また真面目にコツコツ努力できる子も褒めれば伸びるタイプです。
ささいなことでも良い点をすくいとって褒めるとモチベーションが上がります。
さて、聞き分けの悪い子はどうでしょう。
調子に乗ってふざけやすいタイプやうっかりミスが多いタイプ (まさしくわが子です)
ですと、何かと叱ったり、小言を言ったりすることがあると思います。
そういう親が育児本などを読んで、褒めて伸ばそうと思って叱るのを我慢すると ますます野放し状態になります。そしてどこかで親も爆発して親子間のバトルが過激になってしまいます。
しかし、こういう子が実は本番に強いタイプであることが最近わかってきました。
受験生を見ていると、偏差値50未満の子が偏差値65の学校に受かったり、偏差値30台の子が偏差値50以上に受かったりする逆転劇が毎年あるようで、このように土壇場で逆転できる、本番に強い子の多くは、いつも親が手を焼き、何度も同じことを注意されてもなかなか改善されないタイプの子なのです。
彼らはどこか肝がすわっていてタフな心持ち主であることが多いのです。貴重な才能です。
もし、わが子を褒めて伸ばしたいけれど叱ってしまう状態だとしたら、気にせず必要な時に自然体で叱っても良いと思います。
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